DMM Bitcoinは2024年5月に約482億円のビットコイン不正流出が発生し、2024年12月に廃業を発表。2025年3月8日をもって全サービスを終了しました。顧客の口座・資産はSBI VCトレードへ移管されています。
かつてはレバレッジ取引に対応した通貨ペアの豊富さが最大の特徴で、アルトコインのレバレッジ取引をしたい方にとって有力な選択肢でした。
この記事では、DMM Bitcoinがどのような取引所だったかを振り返り、廃業に至った経緯と、そこから学べる教訓をまとめました。取引所選びの判断材料として参考にしてください。

DMM Bitcoinの基本情報(サービス終了済み)
DMM Bitcoinは2025年3月8日にサービスを終了しています。新規口座開設はできません。既存顧客の資産はSBI VCトレードへ移管済みです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | DMM Bitcoin株式会社(DMMグループ) |
| サービス状況 | 2025年3月8日サービス終了・廃業 |
| 資産移管先 | SBI VCトレード株式会社 |
| 廃業理由 | 2024年5月の約482億円BTC不正流出 |
DMM.comグループは、EC、動画配信、FXなど幅広い事業を展開する大手IT企業グループです。しかし2024年5月の不正流出事件を受け、暗号資産交換業からは撤退しています。
DMM Bitcoinの良い評判・口コミ
1. レバレッジ取引の対応通貨が豊富
レバレッジ取引に対応している通貨ペアの数が国内トップクラスというのがDMM Bitcoin最大の強みです。アルトコインのレバレッジ取引を希望するなら、ほぼ一択と言えるレベルでしょう。
「他の取引所だとビットコインしかレバレッジできないけど、DMM Bitcoinならアルトコインでもレバレッジ取引ができる」という声が非常に多く見られます。
2. 入出金手数料が無料
日本円の入金手数料(クイック入金)、出金手数料ともに無料です。さらに暗号資産の送金手数料も無料(BitMatch注文を除く)になっており、手数料面では良心的な設計と言えます。
3. DMMグループの安心感
年商数千億円規模の大企業グループが運営している安心感は、取引所選びにおいて非常に重要なポイントです。「大手が運営しているから資金を預けやすい」という評価が多く見られます。
4. BitMatch注文が便利
DMM Bitcoin独自の「BitMatch注文」は、販売所のスプレッドが気になる方にとって使い勝手の良い機能です。ミッド(仲値)価格で取引が成立する仕組みで、通常の販売所よりもコストを抑えられるケースがあります。
5. LINEでのカスタマーサポート
365日対応のLINEカスタマーサポートが用意されています。メールでの問い合わせだと返事が遅くなりがちですが、LINEなら気軽に質問でき、対応もスピーディーです。

DMM Bitcoinの悪い評判・口コミ
1. 現物取引の取扱通貨が少なかった(改善中)
以前は「レバレッジは多いけど現物が少ない」という不満が多く見られました。ただし、現物取引の対応通貨も徐々に拡充されており、この弱点は解消されつつあります。
2. スプレッドがやや広め
販売所形式の取引では、スプレッドがやや広いという指摘があります。BitMatch注文で軽減はできますが、板取引(取引所形式)が用意されていない点は短期トレーダーにとってはデメリットです。
3. 取引所形式(板取引)がない
記事執筆時点、DMM Bitcoinには板取引がありません。「指値で狙った価格でピンポイントに約定させたい」というトレーダーには大きなデメリットとなります。CoincheckやbitbankなどとTのれば板取引が可能です。
4. メンテナンスが多い
「定期メンテナンスが多くて、取引したいときにできない」という声もあります。特に水曜日のメンテナンスは定例で入ることが多いため、あらかじめ把握しておきましょう。
不正流出事件と廃業の経緯
2024年5月31日、DMM Bitcoinで約482億円相当のBTCが不正に流出しました。国内では過去最大級のインシデントでした。
DMMグループの支援のもと顧客への全額保証が実施されましたが、事業の継続は困難と判断され、2024年12月2日に廃業を発表。2025年3月8日をもってサービスが完全終了し、顧客の口座・資産はSBI VCトレードへ移管されました。
この事件は、大手企業グループが運営する取引所であっても、セキュリティインシデントにより事業継続が不可能になりうることを示した重要な事例です。移管先であるSBI VCトレードの詳細は以下の記事で解説しています。



DMM Bitcoinの事例から学べる教訓
- 資産を1つの取引所に集中させない:複数の取引所に分散しておくことが重要
- 大手だから安全とは限らない:DMMグループでも防げなかった
- 長期保有分はハードウェアウォレットへ:自己管理が最も安全
- 取引所の情報セキュリティ体制を確認する:コールドウォレット比率やマルチシグ対応をチェック
元DMM Bitcoinユーザーの移管先について
DMM Bitcoinの口座・資産は2025年3月8日にSBI VCトレードへ移管が完了しています。元ユーザーの方は、SBI VCトレードで初回ログイン設定を行うことで資産を確認・利用できます。長期保有の資産はハードウェアウォレットで管理するのも有効な手段です。



金融庁の登録業者一覧で現在登録されている取引所を確認しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. DMM Bitcoinはもう使えないのですか?
A. はい。DMM Bitcoinは2025年3月8日にサービスを完全終了しています。新規口座開設はできません。
Q. 元DMM Bitcoinの資産はどうなりましたか?
A. 顧客の口座・資産(日本円・暗号資産)はすべてSBI VCトレードへ移管されています。SBI VCトレードで初回ログイン設定を行うことで資産を確認できます。
Q. DMM Bitcoinの代わりにおすすめの取引所はありますか?
A. レバレッジ取引ならGMOコインやbitFlyer、手数料の安さならSBI VCトレードやbitbankがおすすめです。複数の取引所に口座を持って使い分けるのが効率的です。
Q. 不正流出の被害者は全額補償されましたか?
A. はい。DMMグループの支援のもと、不正流出による顧客の損失は全額保証されました。その上で、SBI VCトレードへの資産移管が完了しています。
まとめ:DMM Bitcoinの廃業が教えてくれること
- DMM Bitcoinは2025年3月にサービス終了・廃業済み
- 約482億円の不正流出が原因で事業継続を断念
- 顧客の資産はSBI VCトレードへ移管済み
- 大手企業グループでもセキュリティリスクはゼロにならない
- 資産の分散管理とハードウェアウォレットの活用が重要
DMM Bitcoinの廃業は、取引所選びとセキュリティの重要性を改めて示す事例となりました。大手だから安心、ではなく、資産を複数の取引所やウォレットに分散することが大切です。
現在のおすすめ取引所はbitFlyer、GMOコイン、Coincheck、SBI VCトレード、bitbankなどがあります。日本暗号資産取引業協会の情報も参考にしながら、自分に合った取引所を選びましょう。


※記事執筆時点の情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。


